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海老名の大ケヤキの遺伝子を持つ枝 採取時

約4週間後に発芽した1/100 本の枝

ほば全滅かと思っていました…

2021.04.30

ケヤキの枝プロジェクト

[1/100の可能性・580年間のメッセージ付バトン]

4月初旬、海老名大ケヤキの子木(25年前に大ケヤキの枝1000本から育成した30本の内の7本)から行政の許可を得て、枝を採取し試験的に100本の挿し木(苗木)の養育に取り組んでいます。

本日まで約4週間、状況に変化がなく、逆に枝葉の落葉に諦めかけていました。上記25年前に保存策として行われた神奈川県自然環境保全センターによる挿し木実験では、かなり確率が低かったようです。老木の遺伝子を持っていることや 挿し木時期の問題、気温湿度など様々な環境要因について模索し、試行錯誤を繰り返しています。

本日幸いな事に、1本の枝から、新芽らしきものが出てきていることを確認しました。枝から芽が出ただけの事なのですが、感動してしまいました・・・この1/100の可能性を信じて、観察を続け、より多くの人が「ケヤキの枝プロジェクト」に参加できるよう準備を進めて参りたいと思います。