綾瀬市新商工会館 現場レポート

［ファサード］

綾瀬市新商工会館 工事中 ！足場解体後 ファサードが見えてきました。
毎回この瞬間は設計で時間を費やし苦労した様々な記憶を全て 晴れ晴れしく忘れさせてくれるくらい、気持ちが上昇します。次に気持ちが上がりながら下がるといいますか、監理業務の終点が見えてきたということで大変喜ばしいことなのですが、もう少し業務に携わっていたいという複雑な気持ちになってしまいます。思い入れが強すぎなのかも知れません（笑）
しかし何より建築は使い手によりはじめて生命を与えられます。会員の皆様 地域の皆様 事務局のスタッフの皆様に末永く有効にご利用いただけるよう 今後も気を引き締めて残りの監理業務を進めて参りたいと思います。

新商工会館のファサードは旧綾瀬町役場の歴史遺構である玉石垣を保存しながら機能的で印象のある立体的な建築デザインで設計させていただきました。シルバーのガルバリウム鋼板で覆われた部分は会議・集会施設となり多くの利用者が見込まれます。また敷地内に残存する樹高約8Mの楠をはじめ 桜、金木犀などの多くをそのまま同じ場所で生かせるよう緑化計画を行いました。完成が楽しみです！