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伊勢原ID邸/上棟時①

伊勢原ID邸/上棟②

2020.09.11

伊勢原市 ID邸 現場レポート

[上棟しました!/弊社元請第一号物件です]

伊勢原市ID邸新築工事、本日上棟しました。中庭のある木造2階建て住宅です。中庭へ光の差し込む状況が木造フレーム越しに想像できる感じです。中庭を建築するような空間構成イメージがあります。お施主様のワクワク感上昇中です!
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こちらの物件は弊社元請第一号物件となります。弊社の設計監理スタイルは、図面上のやりとりだけではなく、足しげく現場へ通い職人と打合せをする昔ながらの手法です。設計事務所開業以来30件近く住宅を中心にプロジェクトを行う中で自然にこうなってきた部分があります。主な理由は建築は人がつくるもので、職人とのコミュニケーションから生まれる要素(対応力・発想力・経験値)を重視している点があります。またこのプロセスによりクライアントにとって利益へと繋がる事例、経験が数多くあったことも理由のひとつです。このような業務の中で、少し足を伸ばせば、弊社で工事を元請できるイメージは常にあり今迄は分離発注方式などで対応する機会もありました。そんな中、近年特に現在の建設業界の仕組みでは、職人が育ちにくいという状況を肌で感じるようになってきました。住宅メーカーやパワービルダーはコストを優先し効率化とシステム化を追求しています。社会ニーズに対応し、需要と供給という点では間違ったことでは無いと思いますが、この裏で職人の能力低下や人件費の価格破壊に伴う人材流出・減少が起きています。開業14年目にして、一念発起した理由として、中間マージンをカットし、現状よりさらに職人中心の現場対応力をアップさせ、職人がパワーバランスの底辺で疲弊した仕事をするのではなく、クライアントや設計者と同じ位置で考えを共有し、よりベストな環境で「気持ち」の入った仕事を一緒にやる!という強い思いがあります。設計監理物件のすべてを弊社で施工するという訳ではなく、今迄どうり付き合いたい工務店も何社かあります。今回の取組みが、弊社の目指すモノづくりスタイルに変化をもたらし、またその事がクライアントの皆様にとってより満足のいくサービスへと繋がればと考えています。
気を引き締めて進めて参りたいと思います。