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墨漆喰と燻瓦の築地塀

2023.05.30

鎌倉S邸 改修工事打合せ

[手を加え、大切に長く使えるモノづくり]

鎌倉S邸。部分改修工事のご相談を受け、打合せのため訪問させていただきました。こちらは弊社で設計監理を行い2011年に竣工した木造住宅です。写真の築地塀(ついじべい)は約12年前、谷中観音寺や浅草待乳山聖天の築地塀を模して制作にあたりました。廃棄される予定であった旧家屋の燻(いぶし)瓦をグラインダーで加工し、墨漆喰(すみしっくい)で固め仕上げました。眺めていると、職人と共に時間を費やした記憶が蘇ってきます・・・時を経て懐かしさと趣を感じてしまいます。今回は建物内部のリノベになりますが、手を加え、大切に長く使えるよう 改修工事を進めて参りたいと思います。